秋葉原の周辺情報

関東近郊在住ではなくても、「秋葉原」「アキバ」という地名をご存知の方は多いでしょう。世界有数の電気街であることに加え、世界的なサブカルチャーの発信地となった現在、国内外問わず多くの観光客が訪れる街となっています。ここでは、そんな秋葉原の街や、秋葉原に拠点を構える企業の特徴についてご説明していきます。

秋葉原は戦後しばらくの間は闇市でしたが、主に学生向けの電気製品を販売する露天商が終結したのを皮切りに、数十年を経て世界有数の電気街へと変貌を遂げました。そのため、現在でも駅周辺は大小を問わず多数の電気製品の小売店が立ち並んでいます。

また、秋葉原はAKB48やメイド喫茶に代表される、日本最大のサブカルチャー発信地としての側面も持っています。このことから、駅周辺は個性的なファッションに身を包んだ若者が多く、そのような服や小物を取り扱う店、さらにはサブカルチャーをテーマとした飲食店も数多くあります。

秋葉原には様々な業種の企業が存在しますが、その中でも一番多いのはIT系企業です。やはり歴史的な背景を色濃く反映しているのでしょう。

最近は、秋葉原駅前再開発に伴い、周辺には「秋葉原UDX」や「秋葉原ダイビル」などオフィス環境が整った近代的かつ大規模なビルが林立するようになり、これが数多くのIT企業を誘致する原動力の一つとなっています。

IT系企業と同等に多いのが、電気製品の小売・卸売業です。過去には電気製品のメッカである秋葉原に競い合うように進出しました。しかし、近年は価格競争力のある大手量販店の旗艦店による顧客の吸収などにより、経営不振に陥り小型店舗は閉店を余儀なくされるケースも少なくありません。

いずれにしろ、秋葉原は、東京都内でも特に訪日観光客が多いスポットであり、今後も外国から多くの観光客が訪れることが予想されます。IT拠点としてのさらなる発展も見込まれていることから、これからは宿泊業や賃貸オフィスを中心とした不動産業においても魅力的な場所になっていくでしょう。